夏の夜空を彩る花火。肉眼で見ても美しいですが、せっかくなら写真に残したいですよね。
ただ、スマホやオート設定のままでは「ブレてしまう」「真っ白に飛んでしまう」と失敗しがち。
そこで今回は、デジタルカメラで花火を綺麗に撮影する方法をまとめました。
花火撮影に必要な準備

三脚は必須
花火撮影はシャッタースピードを長くするため、手持ちではブレてしまいます。
しっかりした三脚を用意しましょう。
リモートシャッターやセルフタイマー
シャッターを押す瞬間の揺れを防ぐために便利です。なければ2秒セルフタイマーで代用可能。
撮影場所の確認
建物や木に遮られない場所を選び、できれば打ち上げ前に構図を決めておくと安心です。
カメラ設定の基本
- モード:マニュアル(M)またはバルブ(BULB)
- シャッタースピード:2〜10秒
→ 花火の光跡をしっかり残せる。長すぎると白飛びするので注意。 - 絞り(F値):F8〜F16
→ 花火の明るさを抑えて、色をくっきり残せる。 - ISO感度:100〜200
→ ノイズを減らしてクリアに撮れる。 - フォーカス:マニュアルで無限遠(∞)
→ 暗闇ではAFが迷うので、無限遠に固定。
綺麗に撮るためのテクニック

複数発を1枚に収める
バルブ撮影で、1枚の中に複数の花火を重ねると豪華に見えます。
ただし撮りすぎると真っ白になるので2〜3発程度が目安。
前景を活かす
夜空だけよりも、街の建物や川面の反射を入れると写真に奥行きが出ます。
タイミングを読む
打ち上げ音がしてから花火が開くまでに1〜2秒のラグがあります。
その瞬間を狙ってシャッターを押しましょう。
あると便利なアイテム
- NDフィルター:明るすぎるときに光を抑えられる
- 懐中電灯:暗所でのカメラ操作に便利
- ウェットティッシュ:煙や湿気でレンズが曇った時に使える
まとめ
花火を綺麗に撮影するコツは、
- 三脚でカメラを固定する
- シャッタースピードを長くする
- ISOを低くする
- ピントを無限遠に固定する
この4つが基本です。
あとは構図とタイミングを工夫すれば、誰でもプロのような花火写真が撮れます。
今年の夏はぜひ挑戦してみてください!
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