夏の星空・天の川を撮影する基本設定ガイド

撮影テクニック

夏の夜空を彩る天の川。肉眼でも美しいですが、カメラで撮るとさらに幻想的な世界が広がります。
今回は「夏の星空・天の川撮影の基本設定」について、初心者の方にもわかりやすくまとめました。


  • カメラ:フルサイズ一眼レフ・ミラーレスがおすすめ(APS-CでもOK)
  • レンズ:広角(14〜24mm前後)、F2.8以下の明るいレンズが理想
  • 三脚:しっかり固定できるもの
  • リモートシャッター(またはセルフタイマー):ブレ防止に必須

⚫︎シャッタースピード

  • 15〜25秒程度
    星は地球の自転で流れてしまうため、露光時間が長すぎると線になってしまいます。
    目安は「500ルール」500 ÷ レンズの焦点距離(フルサイズ換算) 例:20mmレンズなら 500 ÷ 20 = 25秒が限界目安。

⚫︎絞り(F値)

  • 開放(F2.8〜F4)
    星をできるだけ明るく写すために、できるだけ開放に近い値を使用。

⚫︎ISO感度

  • ISO1600〜3200
    高めの感度で星をしっかり写す。ただしカメラによってはノイズが増えるため要調整。

⚫︎ピント合わせ

  • マニュアルフォーカスに切り替えて、
    • 無限遠に合わせる
    • ライブビューで明るい星を拡大表示し、最もシャープになる位置に微調整

  • オートでもOKですが、より自然に仕上げたい場合は
    • 3500K〜4000Kあたりの「やや青みがかった色温度」がおすすめ。

  • 周囲の明かり(街灯や車のライト)を避ける
  • 撮影前に懐中電灯や赤ライトを準備して手元を確認できるようにする
  • 撮影後はRAW現像でノイズ処理・コントラスト調整を行うと、天の川がグッと浮かび上がる

夏の天の川撮影は、

  • シャッタースピード:15〜25秒
  • 絞り:開放(F2.8前後)
  • ISO:1600〜3200
    この3つを基本にすれば、誰でも美しい星空を撮ることができます。

あとは現地で試行錯誤しながら、自分のカメラに合った設定を探していきましょう。

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