10月に撮りたい!季節の被写体と撮影テクニック10選【カメラマン解説】

撮影テクニック

秋が深まる10月は、花や紅葉、秋の味覚、そしてハロウィンや祭りなど、被写体がとても豊富な季節です。今回は、カメラマン目線で「10月におすすめの被写体」と「撮影テクニック」「必要な機材」「有名スポット」を紹介します。


1. コスモス

撮影のコツ

秋を代表する花・コスモスは、逆光で花びらを透かすと柔らかく透明感のある写真に仕上がります。群生地では広角レンズを使い、花畑の広がりをダイナミックに表現しましょう。

必要な機材

  • 中望遠マクロ(90mm〜105mm)で花のクローズアップ
  • 広角ズームで群生を撮影
  • PLフィルターで空や花の発色を強調

有名スポット

  • 昭和記念公園(東京)
  • 国営ひたち海浜公園(茨城)

2. 彼岸花(曼珠沙華)

撮影のコツ

彼岸花は背景がごちゃつきやすいため、大口径レンズで背景を大きくボカすのがおすすめ。曇天や朝夕の斜光で撮ると、赤がしっとり映えます。

必要な機材

  • 85mm F1.4〜135mmの明るい中望遠
  • 三脚(ローアングルから狙うときに安定)

有名スポット

  • 巾着田曼珠沙華公園(埼玉)

3. 紅葉(カエデ・イチョウ)

撮影のコツ

紅葉は広角で風景をダイナミックに、望遠で色のグラデーションを切り取るのが効果的。水面に映るリフレクションも狙い目。

必要な機材

  • 広角ズーム(16-35mm)
  • 望遠ズーム(70-200mm)
  • PLフィルターで反射除去

有名スポット

  • 香嵐渓(愛知)
  • 日光(栃木)

4. 稲刈り後の田園風景(稲架掛け)

撮影のコツ

夕暮れ時に逆光で稲穂を透かすと黄金色が美しい。稲架掛け(はざかけ)のリズムを意識した構図が映えます。

必要な機材

  • 標準ズーム(24-70mm)
  • 三脚(夕景撮影に)

有名スポット

  • 白川郷(岐阜)
  • 新潟の棚田

5. 秋の味覚(栗・柿・ぶどう)

撮影のコツ

秋の果物は質感がポイント。マクロでディテールを表現し、自然光+レフ板で立体感を出しましょう。

必要な機材

  • マクロレンズ(50〜100mm)
  • 小型レフ板

有名スポット

  • 勝沼ぶどう郷(山梨)

6. ハロウィンの装飾

撮影のコツ

夜のライトアップや街の装飾は三脚必須。玉ボケを入れて幻想的に撮ると雰囲気が出ます。

必要な機材

  • 明るい標準単焦点(35mm F1.4など)
  • 三脚

有名スポット

  • 渋谷(東京)
  • テーマパーク各地(USJ・ディズニーなど)

7. 秋の夜空(オリオン座流星群・天の川)

撮影のコツ

空気が澄む10月は星景撮影に最適。ISO3200・15〜20秒の露光で星をとらえましょう。

必要な機材

  • 広角レンズ(14-24mm F2.8)
  • 三脚
  • リモートレリーズ

有名スポット

  • 阿智村(長野)
  • 美星町(岡山)

8. 秋バラ

撮影のコツ

春より花数は少ないものの、色が濃く香りも強い秋バラ。1輪をクローズアップして背景を大きくボカすと上品に仕上がります。

必要な機材

  • 中望遠マクロ
  • PLフィルター

有名スポット

  • 神代植物公園(東京)
  • 旧古河庭園(東京)

9. キノコ(森の中)

撮影のコツ

湿った朝や雨上がりが狙い目。低いアングルからLEDライトでライティングすると幻想的に。

必要な機材

  • マクロレンズ
  • 小型三脚
  • LEDライト

有名スポット

  • ブナ林(新潟・山形)

10. 秋祭り(屋台・山車)

撮影のコツ

夜はスローシャッターで動きを表現。提灯や松明の光をうまく取り入れると雰囲気が出ます。

必要な機材

  • 標準ズーム
  • 明るい単焦点(F1.4クラス)
  • 三脚

有名スポット

  • 川越まつり(埼玉)
  • だんじり祭り(大阪)

まとめ

10月は花・紅葉・夜空・祭りと、バリエーション豊かな被写体を楽しめる季節です。撮りたいテーマに合わせてレンズや機材を準備すれば、より魅力的な写真が残せます。ぜひ今しか撮れない秋の瞬間を切り取ってみてください。

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