写真撮影では「光をどう扱うか」が仕上がりを大きく左右します。カメラやレンズが良くても、光のコントロールができなければプロのような写真にはなりません。
この記事では、スタジオ撮影で欠かせない「レフ板」と「カポック」について、初心者向けにわかりやすく解説し、手軽に使える代用品のアイデアも紹介します。
スタジオ撮影に欠かせない光のコントロール

カメラやレンズの性能を引き出すには「光をどう当てるか」がポイント。
そこで活躍するのが「レフ板」と「カポック」です。どちらも光を操るための必須アイテムですが、それぞれ得意な役割があります。
レフ板とは?光を反射させる定番アイテム

レフ板は、光を反射させて被写体に明るさを足す道具です。人物撮影から商品撮影まで幅広く活躍します。
レフ板の種類
- 白レフ:自然で柔らかい光を返す。万能タイプ。
- 銀レフ:強めの光を返し、コントラストを強調。
- 金レフ:暖かい色味を加え、ポートレートに最適。
✅ 初心者には折りたたみ式の丸いレフ板(白・銀)がコスパ良し!
カポックとは?スタジオの必需品
カポックは、発泡スチロール製の大きな板。白と黒の両面があり、光を反射したり、逆に遮光することもできます。
カポックのメリット
- 大きな面で光を広く反射できる
- 黒面で光を吸収し、影を濃く演出できる
- 自立させて背景や壁代わりにも使える
👉 人物撮影や商品撮影で「光の整理」に欠かせない存在です。
レフ板とカポックの違い
- レフ板:コンパクトで持ち運びやすい。屋外やロケ撮影に便利。
- カポック:大型で安定感があり、スタジオ向き。人物や商品撮影の光を整理しやすい。
初心者なら「まずはレフ板」、撮影環境が整ってきたら「カポック」を導入するのがおすすめです。
代用品アイデア:低コストで光を操る

レフ板の代用品
- 白いスチレンボード(100均やホームセンターで購入可)
- アルミホイルを貼った段ボール(銀レフ代わり)
- 金色のラッピングペーパー(簡易金レフ)
カポックの代用品
- 発泡スチロールの断熱材(ホームセンターで大判が安く買える)
- 段ボールに白い紙や布を貼ったもの
- 大きな白いカーテンやシーツ(光を拡散させる用途に便利)
💡 まずは安価な代用品で試してみて、必要性を感じたら本格的な機材をそろえるのが効率的!
初心者におすすめの最低限セット
- 必須アイテム:折りたたみ式の白・銀レフ板、100均スチレンボード
- あると便利:カポック1〜2枚、黒面カポックで影を演出
まとめ
- レフ板とカポックは光を操るための基本ツール
- 代用品もうまく使えば十分効果あり
- 小さな工夫で写真のクオリティは一気に上がる
まずは手軽にレフ板や代用品を試してみて、光をコントロールする楽しさを体感してみてください!
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